米田 透 短文集 2001年4月分
最終更新日: 2001年4月24日
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春の宵三波春夫の歌・語り
合気道の稽古日は通常木曜ですが、今週は師匠の日程の都合上火曜となりました。稽古の後例によって単身・独身の弟子が師匠宅で奥様の手料理を食べさせて頂きました。JSTVという日本語テレビ放送で先ほど亡くなった三波春夫の特集があり、しばし感慨に浸りました。
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ブルーマンデーぐるぐる廻る春の夢
寒い日が続いて、体調をくずす人が多く、ついに自分も風邪をひいたかと思いました。体温計をひっぱり出しましたが、フランスで買ったもので、はて、日本流に脇の下に入れて測って良いものだったか定かでありません。フランス人に聞いてみることにしましょう。
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春のパリ四川ラーメン食べてみる
パリでは日本料理がブームとのこと。中国人がラーメン屋を開店して日本料理店と言っているのを見ると不思議な気がします。四川ラーメンというのは中国っぽいので試しに食べてみました。まあまあというところでした。
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安らかに眠るダヴィンチ遊蝶花
日本からのお客さんと一緒に、アンボワーズ城とクロ・リュセの館を見学に行きました。レオナルド・ダ・ヴィンチは、1516年から1519年5月2日67歳で亡くなるまでこの館で過ごしました。彼をアンボワーズに招いたのはフランソワ1世です。この館の地階に展示されている、彼の発案による様々な「空想機械」の模型製作はIBM社が行いました。飛行機、ヘリコプター、パラシュート、機関銃、大砲、戦車、橋梁等軍事用のものが目立ちました。
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春林の中にフランス料理店
日本からのお客さんに本格的フランス料理を食べさせようと考えて、ラ・フェルテ・サントーバンという町のフェルム・ドゥ・ラ・ランドに計4人で行きました。寒い日だったので、薪暖炉に火が点けられて風情のある夕食になりました。林の真ん中にあるので、駐車場のスペースもたっぷりあって、ゆったりとした食事が楽しめました。
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春の霜パエリャを前に苦学談
シーフードレストランでの話。皆学生の頃は色々なアルバイトをしたらしい。厳しいアルバイトも無駄にはなっていないようです。
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アントレに湯豆腐恋の話など
オルレアンの和食レストラン「ひかり」での話。晩秋にしては寒い日だったので、アントレに湯豆腐を注文しました。若い女性のお客さんを前に中年男子三人の若き日の恋物語が展開されました。
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朝食のパンなど買って春の宵
日本では御飯に味噌汁だった私もフランスでは紅茶とパンになってしまいました。パンはまとめて買って冷凍しておきます。今回はパンオレザン(葡萄パン)にしました。
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菜の花とシャトー帰りは高速道
日本からの出張者と打ち合わせを終えた後シャンボール城とブロワ城を見学に行きました。途中、菜の花畑をいくつか見ました。オルレアンへの帰りは高速道路でした。
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パリ発の列車で読書暮れかねる
夜八時頃のパリ発ツール行きの列車に乗って読書を始めましたが、なかなか空が真っ暗にならないのに驚きました。気温は急に下がって冬のような具合ですが、太陽と地球の関係は確実に夏に向かっています。
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フランス語のテープを聴いて復活祭
フランス語のホームページをいつか作ろうと思っていましたが、フランス語固有の文字の入力方法がわかりましたので、私の体験から来たサバイバルフランス語のページ、米田透「増殖するフランス語表現集」(ここをクリック)を開始しました。
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籤当りもらって分ける卵チョコ
会社の食堂の籤の五等賞が当り、大きな卵のチョコレートをもらいました。大きいといっても中空なのでチョコレートの量は大したことはありません。縁起物なので、フランス人のやりかたに従って殻を割り、何十人かで分けて食べました。
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イースターエッグわたしは異邦人
チョコレート製のイースターエッグを買いに行く話をフランス人から聞きました。復活祭の季節になったんですね。こちらの人々にとっては長い冬が終わって最初の祝日が復活祭なので待ちに待った祝日なのでしょうけれども、我々日本人出向者にはピンとこない感じがします。
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おぼろ夜のシノンワインの太ボトル
昨日の二人が宿泊しているホテルのレストランの夕食を三人で食べました。ロワールの谷という地元のワインのグループの中からシノンの赤ワインを頼みました。味は結構、特長はボトルの形で、片手でつかみにくいほどの太さでした。
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親子丼の材料買って春の虹
ホテルに宿泊している二人をあばら家にご招待して一緒に何か食べようという相談がまとまり、まずスーパーへ行きました。なりゆきで親子丼となりました。雨上りの大駐車場から虹を見ることができました。
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春の夜の長めの読経熟睡へ
読経というのは尊いお経に目、口、耳を総動員して集中する行ですが、これがなかなか続きません。何かつらいことがあれば読経する気も起きますが、特に問題が無いときは、歓楽の方に心が引きずられてしまいます。昨日の降誕会を機に読経を続けようと思います。三日坊主にならないようにしたいものです。
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降誕会起きて仏に水供え
毎朝習慣のように仏前の水を汲み替えていましたが、今日は釈尊がこの世に人間としてお生まれになった日です。仏恩をすぐ忘れてしまう私ですが、それではいけませんね。
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いにしえの囲碁の名局朧月
最近の囲碁ソフトは大変進歩していて、PCのスクリーンに木目模様の碁盤が表示されて、コンピュータとの対戦を棋譜付きで行うことができます。コンピュータの強さを最高に設定して、コンピュータに8子置かせると勝ったり負けたりになります。本当に石を殺しに来るので意思を持った人間のように錯覚します。この囲碁ソフトには本因坊道策、秀策の打った名局がいくつもあって、鑑賞ができます。
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大石を殺して春の週末へ
昼休みの十三路盤の囲碁はめずらしく白の大石を二度殺してニ連勝。通算四連勝で、黒番10目コミもらいのハンディキャップが5目コミもらいに昇格しました。ボンウィークエンド。
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鰹のたたきサンセール赤ワイン
合気道の練習のあと、オルレアンの和食レストランで、新しい出向者の歓迎会を開催。鰹のたたきが登場。サンセールの赤ワインがよく合いました。
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春嵐五時間ほどで去りにけり
ジブレドマルスという現象でしょうか。嵐が来て、時には雹がふりました。退勤時にはすっかり晴れて風も止みました。フランスに地震がないのは良いのですが、国鉄のストがあるのには困ります。この時期またやっています。
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春服に替え食卓にブリオッシュ
今日は昨日よりだいぶ気温が下がったようですが、防寒着なしの身軽な格好で出勤しました。夕食にブリオッシュというパンを食べましたが、甘くないので夕食向きだということを発見しました。
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インディアンサマー会計年度キックオフ
今日から2001年会計年度のスタート。オルレアンは真夏を思わせる暑さとなりました。
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四月馬鹿煩悩だけで過ぎて行き
日曜日のエイプリルフールというのは面白味のないものです。日頃の疲れがでたのか無為の一日を過ごしてしまったような気がします。
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牛肉を居直って食い春の風
最近は狂牛病の牛肉だけでなく口蹄疫ということで豚や羊の肉もヨーロッパでは危険だそうです。魚なら良いかどうかも養殖物は同じように危ないらしく、そんなことを言っていたら、何も食べられない状況です。もう7年以上も肉類をフランスで食べ続けてきた私のような人間には今頃食べないようにしても手遅れという話も聞えてきます。今日は居直って、牛肉のハンバーガーセットを昼に食べてしまいました。
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妻の句集少し更新春の宵
妻の俳句集はインターネット上にありますが、管理は私がやっています。彼女は私より1年早く同人になり、上位の同人によって抄出された句がたまっていましたので、特別作品のページ(ここをクリック)に付け加えました。きっかけは妻からのメールで、私の句も「響焔4月号」で初めて抄出されているとのことでした。
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早起きの行強いられて夏時間
夏時間に切り替わることによって一時間早起きを強いられることになります。年度末の決算期と重なって疲れている人、病気の人が目立ちます。
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春の雨碁がたきのいる昼休み
梅雨のような天気が続きます。碁がたきが日本出張から帰ってきました。昼休みの碁は形勢が悪くなったところで時間切れ引き分けにしました。
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突然に日永の増加一時間
夏時間に切り替わった途端夜八時頃まで明るいので調子が狂いました。朝は目が覚めないし、完全な時差ぼけ状態です。
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日本から客花冷えの街走る
日本からの来客に対しては通常駐在員が車でホテルからオフィス、レストランに案内することになります。運転手という仕事も給料の内ということですね。夏時間にはなりましたが、今日は寒さが戻ったような感じでした。ドイツはもっと寒かったとお客さんが話してくれました。日本は瀬戸内地震、フランスは水害でどこもパッとしませんね。
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以上